箱根は温泉や自然豊かな景観が魅力の観光地ですが、その中でもアートファンにとって見逃せないスポットが「ポーラ美術館」です。ポーラ美術館は、国内外の名作を所蔵する美術館で、モネやルノワールといった印象派の名画をはじめ、現代アートまで幅広い作品を鑑賞できる場所です。また、美術館自体が森の中に溶け込むように設計されており、自然と調和した美しい空間が広がっています。本記事では、ポーラ美術館の魅力や見どころ、訪れる際のポイントを詳しくご紹介します。
ポーラ美術館とは？
1. 美術館の概要
ポーラ美術館は、2002年に開館した私立美術館で、化粧品会社ポーラの創業家が収集した美術コレクションを基に設立されました。箱根の森に囲まれた立地にあり、自然と一体化した美術館の設計も大きな特徴です。
2. 建築と空間デザイン
美術館の建築は、自然との調和を意識し、地上から見るとほとんどが地下に埋め込まれるようなデザインになっています。建物内部は広々としており、大きなガラス窓からは箱根の豊かな森が一望できます。自然光を取り入れた展示室は、落ち着いた雰囲気の中でアート鑑賞が楽しめる工夫が施されています。
ポーラ美術館の見どころ
1. 印象派の名画コレクション
ポーラ美術館は、日本有数の印象派コレクションを誇ります。特に以下のような画家の作品が充実しています。
- クロード・モネ：「睡蓮」シリーズの作品など、光と色彩の魔術師と称される作品群。
- ピエール＝オーギュスト・ルノワール：やわらかい筆致と温かみのある色彩で描かれる女性像。
- エドガー・ドガ：バレエダンサーをモチーフにした作品が有名。
2. 近代から現代アートまで
ポーラ美術館では、印象派だけでなく20世紀以降の近代・現代アートの作品も多く展示されています。ピカソやシャガール、ポロックなど、多彩なアーティストの作品を鑑賞できます。
3. 屋外の「森の遊歩道」
ポーラ美術館の魅力は、美術館内部だけにとどまりません。敷地内には「森の遊歩道」が整備されており、自然の中でアートを楽しむことができます。遊歩道には野外彫刻が点在しており、箱根の美しい森の中で芸術と自然が調和した風景を体感できます。
美術館内の施設
1. カフェ＆レストラン
ポーラ美術館内には、アート鑑賞の合間に一息つけるカフェやレストランがあります。地元の食材を使った料理や、美術館限定のスイーツなども楽しめます。
2. ミュージアムショップ
ミュージアムショップでは、ポーラ美術館オリジナルのグッズや、展示作品に関連した書籍・アートグッズが販売されています。記念にアートブックやポストカードを購入するのもおすすめです。
訪れる際のポイント
1. アクセス情報
- 住所：神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1285
- 開館時間：9:00～17:00（最終入館 16:30）
- 休館日：展示替え期間中（公式サイトで要確認）
- アクセス：
- 小田原駅から箱根登山バスで約50分
- 強羅駅から無料シャトルバス運行あり
2. チケット料金
- 一般：1,800円
- 大学・高校生：1,300円
- 中学生以下無料
3. おすすめの訪問時間
平日午前中は比較的空いており、ゆっくりと作品を鑑賞できます。週末や祝日は混雑することがあるため、事前にオンラインでチケットを購入しておくとスムーズに入館できます。
まとめ
ポーラ美術館は、印象派の名画をはじめ、近代・現代アートのコレクションが充実した魅力的な美術館です。また、森の遊歩道やカフェ、ミュージアムショップなど、美術館の枠を超えた楽しみ方ができるのも特徴です。箱根観光と合わせて、ぜひ訪れてみてください。
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